世界的に注目されている台湾ウイスキー「カバラン」。
南国の気候が生み出す濃厚な香りと、国際コンペの受賞歴が示す品質の高さは、他のウイスキーとは一線を画します。
これまでの私は台湾へ行くと台湾ビールばかりで、正直ノーマークでしたが、今回蒸留所を訪ね、強い好奇心が沸きだしました。
本記事ではカバランの魅力や人気シリーズの違いやおすすめまで、分かりやすく解説します。
KAVALAN(カバラン)ウイスキーとは?
正式名所:Kavalan Distillery 噶瑪蘭酒廠
台湾の金車グループが所有するカバラン蒸留所が製造・販売しているウイスキーです。
蒸留所は台湾の宜蘭県で2005年に設立され、2008年に第一作目である「カバラン クラシック」
を発売しました。
カバランウイスキーの名前は、宜蘭の古い部族であるカバラン(噶瑪蘭)族に由来しています。
本来ウィスキーは寒い地域での製造が多い中、カバランはこの地域は豊かな自然環境と清澄な水源に恵まれ、台湾独特の温暖な気候と高い湿度で他の地域にはない独特の風味を生み出しています。

カバランウイスキー工場の歴史
金車グループは元々台湾の大手飲料メーカです。
特に有名なのはヒゲおじさんがマークのコーヒー飲料、MR BROWN(伯朗珈琲館)。

tabibitoこれです。もしかしたら、飲んだことある人いるかもしれませんね!
金車グループの創業者は 李添財(T. T. Lee)氏、そしてその息子の 李坤城(K. C. Lee)氏 が
蒸留所プロジェクトを主導し、世界的ブランドへ育てました。
あゆみとしては…
1996年 台湾の民主化により民間企業でも酒類の製造・販売が可能になる。
2002年 台湾のWTO加盟によって金車グループが正式にウイスキー製造に参入しました。
これが、蒸留所建設プロジェクトがスタート!
2005年 宜蘭県員山郷にカバラン蒸留所が完成。
2008年 初の製品「カバラン クラシック」発売がスタート。
そのわずか2年後の2010年に行われたBurns Night(スコットランド)のブラインドテイスティングで カバランが他の欧州銘柄より高評価を受け、大きな話題になりました!
世界が台湾ウイスキーに注目し始めた瞬間です!



これはすごい…たった2年で世界で優勝!
その後も数々の受賞歴を更新し、世界的ブランドへ成長しています。
その後の気になる世界での評価、受賞歴
カバランウイスキーは、その独特な風味と品質の高さで知られ、多くの国際的な賞を受賞してきました。
世界タイトル(WWA/IWC)は2016年~2024年までしばらく受賞していませんでしたが、その間は
日本(TWSC)で圧倒的な強さを見せ、2025年に IWC Whisky of the Year で復帰していますね。
2020年のTWSCではシングルモルト部門1〜3位を独占しています!
補足:TWSCとは?
- 日本唯一・アジア最大級のウイスキー&スピリッツ品評会
- 2024年は 832アイテムが出品
- 審査員約300名による 完全ブラインドテイスティング
主な受賞履歴はこちら
- 2010 Burns Night (Scotland) ブラインドテイスティングで高評価 –
- 2011 World Icons of Whisky Visitor Attraction of the Year
- 2012 Whisky Bible New Whisky of the Year
- 2015 WWA World’s Best Single Malt
- 2016 WWA World’s Best Single Cask Single Malt
- 2020 TWSC Best of the Best
- 2021 TWSC Best of the Best
- 2023 TWSC Best of the Best
- 2024 TWSC Best of the Best
- 2025 TWSC Best of the Best
- 2025 TWSC Best of the Best
2024年TWSC2024授賞式レポートはこちら
その時の受賞ウィスキーが↓


出典:Dear WHISKY(https://dearwhisky.com/)
シングルモルトウイスキー部門でBEST OF THE BESTを受賞したのは、台湾にあるカバラン蒸溜所でつくられた「カバラン ディスティラリーリザーブ ピーティカスク」。2019年から始まり、今回で6回目を迎えるTWSCのシングルモルトウイスキー部門BEST OF THE BESTのうち、カバランのウイスキーがBEST OF THE BESTに選ばれるのは今回で4回目になります。



実はこのウイスキー、今回蒸留所で購入してきました!
いぇーい。
KAVALANの種類、特徴と価格
カバランウイスキーの特徴は南国で作られる、フルーティーで豊かな香り、スムーズな口当たり、
そして深い味わいと言われています。
カバランウイスキーは、シングルモルト、ブレンデッドモルト、ブレンデッドウイスキーなど、
さまざまな種類があり、それぞれに異なる魅力がありますが、主なものをご紹介いたします。
| シリーズ | 味の特徴 | 熟成樽/製法 | アルコール度数 | 価格帯(目安) | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| ディスティラリーセレクト No.1 / No.2 | トロピカルフルーツ、バニラ、軽快で飲みやすい | バーボン樽+シェリー樽などをヴァッティング | 40% | 約5,000円台 | 普段飲み・初めてのカバラン |
| クラシック シングルモルト | マンゴー、ココナッツ、花の香り、甘みとスパイスのバランス | バーボン樽+シェリー樽+プレーンオーク樽 | 40% | 約9,000〜12,000円 | カバランの“基準の味”を知りたい人 |
| コンサートマスター(ポートカスク) | イチゴ、ハチミツ、マシュマロ、甘く芳醇で滑らか | アメリカンオーク樽 → ポートワイン樽フィニッシュ | 40% | 約7,000〜9,000円 | ギフト・甘口好き・食後酒 |
| オロロソシェリーオーク | ドライフルーツ、ナッツ、ダークチョコ、濃厚で深い | オロロソシェリー樽100% | 46% | 約15,000円前後 | シェリー樽好き・濃厚系 |
| ソリスト(バーボン/シェリー/ヴィーニョなど) | 樽の個性が強烈に出る。濃厚・複雑・パワフル | シングルカスク+カスクストレングス | 55〜60%前後 | 1〜2万円以上 | 上級者・樽個性を極めたい人 |
味の特徴についてはワイン同様、個人差がありますが、一般的な情報を参考にまとめています。
また価格についても、購入ルート、為替レートにより、あくまでも目安としてください。
私は今回の旅で、台湾のバーでディスティラリーセレクト(No.1 / No.2)をハイボールで、
蒸留所ではバーボンオークと、蒸留所限定品モルトピーティをティスティングしました。





ストレートはかなりガツンと来ました(笑)


おすすめの購入スポット
カバランウイスキー蒸溜所のギフトショップ
限定品や工場直送のウイスキー、関連グッズやギフトセットも揃っていて、断然お勧めです。
試飲体験の後に、自分が好きだなと思ったウイスキーを選んで購入できるのが良いですね!
お店の雰囲気をお伝えするには、この方のyoutubeをご覧ください!
とても詳しく、熱量込めて解説されてます。
台北市内の店舗
蒸溜所までに行けない方には、台北市内の店舗でもカバランウイスキーを購入することができます。
何気なく歩いていると、結構店舗を見つける事ができます。
私はいくつか店舗を訪れましたが、ここは豊富なラインナップが揃っており、店員さんも詳しく教えてくれました。
このお店です↓


よく見るとインスタもありました。
このお店はカバランだけでなく、様々な国のお酒が置いてありました。(なぜここに?という様なものまで 笑)




本題とそれましたが、このお店の値段は「原価」と「会員価格」に2表示があり、
私が「会員価格でお願いできるの?」と聞くと、「いいよ!」とのこと(笑)




初めて入ってもこの価格で購入できそうです(笑)
私は翌日、蒸溜所へ行く予定でしたので、ここでは購入しませんでした。



ちなみに工場で購入する価格と、この店舗の「原価」と同じでした!
工場だともっと安く買えると見込んでたんですが…
その他…
多くの観光客や出張者の方は、「お酒は免税店で」と思いますよね。
私もどこへ行っても重量や制限のあるお酒は免税店が一番だと思っていましたが、今回蒸留所、市内店舗と比べたら、カバランウイスキーは免税店が一番高かったです…。
そう言えば、マルタの免税店でもワインが市内の2倍してました…(これ、世界の常識なの??)
また台湾まで行かなくても、オンラインショップを利用するのも一つです。
公式サイトや大手の通販サイトでは、カバランウイスキーが手軽に購入できます。
時間や場所に縛られずに買い物ができるため、忙しい人にもおすすめですね。



カバランと入力するだけで、相当数のURLが出てきます。(Amazon含め)
最後に…
今回、ウイスキーはイギリスかジャパンだと思っていた私も、カバランの歴史や味わいを知ることができ、カラバンがぐっと身近で貴重な存在に感じられるようになりました。
台湾の風土が育てた豊かな香り、世界が認めた確かな品質、そして選ぶ楽しさがある多彩なラインナップ。
どれを手に取っても“カバランらしさ”がしっかりと感じられるのが魅力です。
気になった方は、まずは定番のクラシックやコンサートマスターから試してみてください。
あなたの好みにぴったりの一本が、きっと見つかりますよ!





